保健師として就職しようと考えた時、一番最初に思い浮かぶのは公務員ではないでしょうか? 令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況(厚生労働省のページに飛びます)を見ても、行政で働く保健師が約7割と一番多くを占めています。
私も学生時代の保健師実習で保健センターと保健所にしか行ったことがなかったので、同じく、保健師=行政=公務員と考えていました。
公務員になるためには公務員試験を受ける必要があると知り、調べた結果…
こんな顔になりました
私は勉強が苦手というか得意なことと苦手なことがハッキリしているタイプで、試験範囲の広い公務員試験には向いていないタイプだと即理解しました。
しかし、看護師は無理だ。
そこでどうしたかというと、勉強の優先順位を決めて取り組みました。
私は別の自治体に一度転職もしていて、計4つの自治体の試験を受けましたが、その全ての一次試験を突破しています。
では、どのような勉強をしたのかを今日は書いていきます。
私の勉強したこと
まとめると
教養試験は、薄いテキスト1冊、残りの時間は数的処理、1週間ほど前に小論分の書き方の本を読むと、数的処理にほとんどの時間をかけました。
専門試験は、保健師国家試験のためのレビューブックを読み、国家試験の過去問を時間の許す限りしました。
なぜ数的処理にほとんど時間をかけたのかというと、数的処理が教養試験の問題数で高い割合を占めていると言わわれているからです。私が受けた1次試験でも数的処理の問題は多く出されました。また、専門職は、一般職に比べ専門試験がある分、教養試験の出来はそこそこでも受かるのではないかと自分が受けた試験結果からも感じています。
専門試験と教養試験の数的処理をがんばるぞと優先順位を決めた過去の自分を褒めたいです。
勉強は苦手だから、保健師になりたいけど諦めようかな…
という方も公務員試験は自治体によっては、受験可能な年齢が30歳以下など厳しいところもあります。ですので、試験を受けれる時に諦めずにチャレンジしてみてください。
私が実際使ったテキスト
・10日でできる! 【上級】地方公務員 過去問ベスト
・数的処理に関しては、畑中敦子さんがダントツおすすめです。ワニさんの絵なのですぐ分かります。
・7日でできる!SPI【頻出】問題集
・保健師国家試験のためのレビューブック
・クエスチョン・バンク保健師国家試験問題解説
・ 小論文の書き方のテキストは何を読んだのか忘れてしまいました。書店でいい本を見つけたら、またシェアしたいと思います。
私が使ったテキストのリンクを貼ってみましたが、本はやっぱり実際に書店で見るのがおすすめです。これならできそうと思えるテキストを見つけてみてください。
少し補足
今回、この記事を書くにあたって、自分の受けた自治体も含め、いくつかの自治体の募集要項を確認してみましたが、全体的に受験可能な年齢が上がっていると感じました。
また、教養試験ではなく、SPIや適性検査を取り入れている自治体も増えている印象を受けました。
具体的な勉強方法
1.試験日程を確認する
- 「保健師 公務員試験 一覧」のワードで検索。
- 試験日程的に受けれそうな自治体を確認。
通える範囲は人それぞれだと思いますが、試験日程がかぶっていなければ、いくつか受けることをおすすめします。
私は学生時代、特に何も考えず1つの自治体のみ受けました。
受かったからよいものの、今考えるとかなり無謀でした。
2.試験内容を確認する
試験内容は自治体によって全く違います。教養試験のみ、教養試験も専門試験もある所、SPIや適性検査のみなど。
自分が受けたい自治体はどのような勉強が必要なのか把握します。
3.計画を立てる
試験日から逆算してどの程度時間が取れるか確認する。
↑これ大事です。自分にどの程度の時間が残されているのか確認します。
なにごともギリギリに取り掛かる私には、時間が残されていませんでした。
学生時も転職時もどちらも共通したことは、面接対策は1次試験が受かってからでいいと割り切って、
1次試験の勉強のみしたということです。
私が受けた自治体の一次試験は 1.新卒時(1つの自治体)→教養、専門、小論文 2.転職時(3つの自治体)→2つの自治体は、教養・専門・小論、 1つの自治体はSPI・適性検査
1.新卒時
①自治体のHPの過去問をやる。
自治体によっては、過去問や例題を公開しています。どの程度の難易度か、自分がどの程度のレベルなのか客観的にみれます。
②過去門を一通り解いて教養試験についてイメージを持つ。
③数的処理と専門試験の勉強を並行して行う。
④試験日の1週間前程前に、小論文の書き方についての本を読む。
2.転職時
①7日でできる!SPI【頻出】問題集を一通り解く。
②数的処理と保健師国家試験のためのレビューブックを自分の国家試験時と変わった部分を重点的に読む。
育児中だったので、勉強できる時間は子どもの寝ている時のみで、できるかぎりするという感じでした。
小論文について
私はかなり読書家です。それもあってか小論文は得意でした。
ですので、小論文については、小論文の書き方の復習のために1冊本を読んだぐらいです。
もし、小論文に苦手意識のある方は、学生なら先生に見てもらえるのでお願いしてみましょう。社会人なら、添削サービスなど使っても良いかと思います。
いろいろ書いたらものすごく長くなってしまいました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
最後にもう一つ。
体調管理にも気を配ってください。
ついつい無理をしがちですが、万全な状態で試験を受けるためにも、ご飯はしっかり食べて、睡眠時間は削りすぎないようにしてくださいね。
公務員試験は簡単ではありませんが、専門職であれば、かなりチャンスがあります。
私の経験が、少しでも参考になれば嬉しいです。
次回は、面接について書く予定です。